虫食いぬりえとは
絵の一部が白くなっているぬりえのことです。
その白い部分をぬるだけで絵を完成させることができます。
一般的なぬりえは、色を決める、色をぬり分ける、線からはみ出さないようにするなど、けっこう難しい作業があります。
一方、虫食いぬりえなら、色のぬり分けを考える必要はありませんし、線のはみだしも気になりません。
ぬりえの経験が少ないお子さん、苦手なお子さんも十分達成感、満足感を得られます。
ぬり方
はじめは、お子さんの好きな色で好きなようにぬるのを見守りましょう。
慣れてきたら、色やぬり方を決めてぬってみるのもいいでしょう。
ぬり方には、筆記具を上下または左右に動かすゴシゴシぬりや円を描くようなグルグルぬりなどがあります。
こんな時どうする?
想定した色と異なる色でぬってしまう
あまり気にすることはないと思います。
わが子も青りんごをぬるときは、「青」りんごだからという理由で必ず青でぬります。
気になるようでしたら、
「このりんごは黄みどりだね。何色でぬろうか」のような感じで、はじめにたずねてみるといいでしょう。
なかなかきれいにぬれない
白い部分が見えなくなるほどきれいにぬるのはとても難しいことです。
まずは美しさや完成度ではなく、ぬりえを楽しむことを優先させましょう。
わが子も上の画像のようにけっこうまだらですが、
本人はこれをぬったあと「できた!」と言って大喜びしています。
この「できた!」という達成感を尊重することがとても大切なのです。
だんだん慣れてきたら、「まだ白いところがあるね。もうちょっとぬってみようか」と提案しましょう。
頑張ってもう少しぬるようになります。
ぬりえは文字への第一歩。
ぬりえで身につく筆記具の持ち方や手指の動かし方が、お絵かきと文字を書くことにつながっていきます。
ぬることを楽しみながら、どんどん挑戦してみましょう。